お転婆魔女は性悪イケメン男子に恋をする
そして私に跪くたくさんの人たちの方に向き直る。




「顔を上げて。えーっとみんな、久しぶり。初めましての人もいるのよね。まずは...あの戦いで一緒に戦ってくれた人本当にありがとう。そしてごめんなさい。あれは私のせいで起きたことよ」




「違います!あれは月華様のせいじゃないわ」




「いいえ。徠花。私のせいよ。あそこは私が管理するべき場所。裏切り者に気づけなかったことも私の警戒心が弱かったからよ」




「でもあれは...!」




「徠花。あれは私のせいなの。いいから黙りなさい」




私の表情を見て下唇を噛み、俯く徠花。





ごめんね...。




そうは思いつつも、まだ話は終わっていないから...。




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