お転婆魔女は性悪イケメン男子に恋をする
「凛?りーん?りーんちゃん?りー?あ、りーって可愛い。これからりーって呼ぼっと。りー拗ねないで」



むにむに



車の中でずっと私のほっぺを触りながら、名前を呼んでくる春稀。



ほんとにうるさい。



「りー」



「あーもううるさい!なんでも好きなように呼べば?」



「じゃありーも俺にあだ名つけて」



「はる」



「はる...はる...。りーとはるか...。うん、いい」



春稀はご満悦の様子。



「あ、ついた。じゃあね春稀」



「春稀じゃないだろ」



「うっ。はる...じゃあね」



自分で決めたけどやっぱり恥ずかしい...。



「じゃあな、りー」



呼ばれるのも今更恥ずかしくなってきた...。



そのうち慣れるかな...。



< 427 / 473 >

この作品をシェア

pagetop