お転婆魔女は性悪イケメン男子に恋をする
襲ってきた魔族の数はかなり多く、10以上もいた。



魔法が得意とはいえ私だって1週間前の襲撃と空腹でもうあまり体力は残っていなかった。



家族を守りながら、やっとの思いで最後の1人を倒し、体中から血を流した状態で私は気を失った。



そのときに救ってくれたのが月華様。




私が目を覚ますと、今と変わらない素直で無邪気な笑顔を浮かべて喜んでくれた。



それからの月華様の治癒の術と必死の看病のおかげで私の怪我はすぐに治った。



「徠花、あなたの魔力はとても高いわ。きっとその魔法でこの国を救えると思うの。もしよかったらだけど私の従者にならない?」



「ぜひならせてください!」



この瞬間私は何があっても一生月華様にお仕えすると決めた。



私の命の恩人である月華様に...。


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