冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした
菊「おかえりなさい、随分と早く着きましたね」
真希「ああ」
星矢「おかえりなさい!!」
全員『おかえりなさい!!』
?「たまには早くついた方がいいだろ」
真希「あちぃーな」
?「そうか?お前の後輩が水撒いてたおかけでまあまあいいぞ」
秀「それより早く中に入れてやれよ、ガキが暑そう」
?「おう」
?『……』
?!目が合って、私は無意識に下を見た
?「お兄ちゃんポケット濡れてる」
勇気「?……あっ!」
もうひとつアイスをポケットの中に入れているのを忘れていた私は、慌ててポケットからアイスを取ったが完全に解けてしまっていた。
勇気「やっちゃった……」
星矢「お前仕事の合間にアイスとはいい度胸してんじゃねぇか…!」
勇気「ち、ちがっこ、これには理由が……(がしっ)」
星矢「まじで今日はお前を許さねぇ」
?『……ふっ』
男の子達2人はお兄さんの手を握ったまま家に入った
雨「今日暑かったからそーめんだって」
勇気「いいじゃん!」
むー「もうできてるから運ぶだけ」
勇気「はーい……星矢は?」
月「さぁ?探しに行ってくる」
勇気「分かった!」
今日星矢怒らせてばかりだったからな……
真美ちゃんにいつもやってることしてみよ!機嫌治るかな?
星矢「……」
見つけた!
タッタッタッ!
勇気「星矢〜!1人だけ料理運ぶのサボるのはずるい!人のこと言え……ない……だ……」
視線を感じて前を向くと他の組長2人と初めて見る人3、真希さん、遥さん、菊さんがいた。
勇気「?!……あ、ごめんなさい!!!!!」
私は星矢から離れてその場から逃げようとしたが自分の足に引っかかってしまい転けてしまった。
勇気「うわっ、バタン!うっ……」
?「?!」
星矢「お前何やってんだ」
勇気「ごめん」
星矢「派手に転けたから鼻擦りむいてんじゃねぇか」
星矢は私の鼻をつついた
勇気「いたっ……普通つつかないからな」
星矢「はいはい笑お前俺を探しに来たんだろ?」
勇気「うん、でも話途中みたいだったからみんなに伝えとくよ」
星矢「いい、また部屋でも話せる」
勇気「え?いいのか?」
星矢「また話に行きますね」
?「ああ」
スタスタ…
星矢「後で絆創膏貼ってやるよ」
勇気「ありがとう!」