冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

        〜星矢編〜

星矢「結構捕まえたな」


遥「だねー」


京介「勇気はギリギリ逃げ切った」


星矢「へぇー…俺あいつ捕まえてくるわ」


  あいつの事だからどっかで一休みしてそーだなー


  俺は片っ端から部屋を見た


星矢「あいつどこに隠れて…いた」


勇気「…」


星矢「呑気に寝てやがる」


勇気「…」


星矢「…」


  こいつ結構女顔だよな…


  俺は無意識に勇気の頬に手を伸ばしていた


勇気「んん〜」


星矢「?!」


   バッ!


   な、何やってんだ俺!相手は男だぞ!


星矢「勇気、起きろ〜お前逃げる気あんのか」


勇気「んん〜まだ寝る〜」


引っ張った腕を引っ込められバランスを崩した俺勇気を押しつぶす形になってしまった。

星矢「あ、あぶねっ!」


ズル……バタン!


勇気「きゃ!」


星矢「ッ……わり、……ん?」


勇気「痛い……も〜気持ちよく寝てた……の、に……」


バサッ


星矢「お前……」


勇気「星矢……?!(嘘……カツラ取れてる)」


俺はやっと理解した。
一緒に風呂に入れない理由を


やっと……



〜星矢編〜END
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