冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした
暖かい……でも、布団と違ってなんだか……
硬い????
勇気「んん〜……?!」
真希「……」
勇気「あ、あ、……」
なんで私真希さんと一緒に寝てるわけ?!
昨日は……そうだ私寝ちゃって……
もう!私なにやってんのよ!
とにかくここを出なきゃ!変な誤解招いちゃう
抱き枕にされている腕をゆっくり剥がしている途中に悲劇が訪れた
キキ「真希〜起きてっかー今日は俺が起こしに来たぞー笑」
勇気「?!」
ダメダメどうしよ!
キキ「開けるぞ〜」
開けないで!開けるなーーー
心で叫びつつも、終わったことを覚悟したその時
布団の中に押し込められた
勇気「?!!!!!」
キキ「なんだお前起きてんのかよ」
真希「バカでかい声で話しかけられたら起きるだろ」
キキ「そっか笑笑」
真希「すぐ行くから先に行ってろ」
キキ「早くしろよ〜」
真希「んん〜」
勇気「……」
布団の中は真希さんの匂いでいっぱいだった……
て!何やってるの私
勇気「あ!あの!すんません、庇ってくれて」
真希「別に……ボッ ふー」
真希さんは髪の毛をかきあげ、タバコを吹かした
勇気「本当にありがとうございます!それじゃ!」
真希「おう、ふー」
ガタガタ……部屋から出て台所に向かった
星矢「勇気?!お前一体どこに……お前顔真っ赤だぞ?」
勇気「え?……はぁ〜」
私は台所の隅で経たり混んでしまった
くま「熱でもあんのか?」
陽「俺に聞くな」
月「勇気?大丈夫?」
勇気「うん、大丈夫……」
菊さん……私これ以上隠せる自信ない
あなたが、好きです。