冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

陸「遅くなって悪い」


京「何やってたんだよ」


　　？！お、あれは瀬戸先生？！


　　私は一番瀬戸先生に会いたくなかったのです、なぜなら怒るとめっちゃ怖いから


美海「…」


陸「あんま引っ張んな（ボソ）」


真希「そのガキ誰だ」


陸「え？」


奏斗「俺のお、幼馴染だよ！」


？「お前俺ら以外にそんなガキいたか？」


奏斗「いるよ！！」


？「ふーん」


遥「君名前なんて言うの？」


美海「…」


遥「？」


奏斗「こいつシャイなんだよ」


菊「それならあまり近づいては行けませんよ」


遥「…君どこかで会った？、」


美海「？！」


　　　私は思いっきり首を振った


陸「こいつここに来るの初めてだぜ？…きっとお前疲れてんだよ！…はは笑」


奏斗（無理がありすぎる）


美海（先生…下手）


？「それじゃあ座布団一個必要だな笑」


？「あんたどこらへんに座りたい？」


美海「奏斗お兄ちゃんと陸お兄ちゃんの真ん中に座りたい！」


？「けどそこら辺はすわる事は出来ない、下のもんはふすまら辺だ」


　　そうなの？！…それじゃあ我慢


奏斗「真希俺の幼馴染で今日だけだから、頼む」



真希「…わかった」


奏斗「ありがとう！」


陸「よかったな！」


美海「うん！笑」


瑠「…」


菊「何か飲まれますか？」


美海「お茶を…」


菊「そういえばお名前まだ聞いていませんでしたね」


美海「あ！海です」


菊「…そうなんですね笑可愛らしい名前ですね笑」


美海「え？あ、ありがとうございます」


　　菊さんもしかして気づいたのかな…


陸「そ、それで今日誰くんだ？」



真希「蛇だ」


奏斗「いまさら何しにだ！」


　　　ん？蛇？ニョロニョロの？


陸「み、海ニョロニョロの方じゃないからな」


美海「あ、はーい…」


奏斗「あだ名みたいなのだよ」


？「邪魔るすぜー！笑」


美海「？！」


真希「久しぶりだな、大樹（たいじ）」


大樹「お前年取ったな笑」


真希「…話ってなんだ」


大樹「相変わらず冷たいな笑」


菊「用がないのならお帰りください」


大樹「もう一度同盟にならないか？」


真希「無理だ」


大樹「いいじゃねぇか〜もうあんな事はしねぇから笑笑」


　　何この人…笑ってるのに全然楽しくなさそう


真希「信用できねぇ、お前は俺たちを裏切って麻薬に手を出した、」


美海「？！」


大樹「もうしねぇよ」


真希「俺は一度裏切ったらもうダメだと思ってる」


大樹「お前かたすぎ」


真希「…」


大樹「まあ、今日は歓迎されてなさそうだしまたくるわ笑」


　　この人バカなの？私でもわかる、歓迎なんか絶対にされないよ！



　　私が大樹と言う人をガン見していたら目が合った



美海「？！」


大樹「…お前ちっせーな笑笑」


美海（海）「な、なんだと！まだなりたてだけどすぐに大きくなるし！」


大樹「？！」


奏斗「み、海！」


大樹「そうか〜？笑お前背何センチ？笑」


美海（海）「147…」


大樹「やっぱガキじゃん笑笑」


美海（海）「違います！！それに明日は身長測る体育だからまだわかりません〜」


瑠「？」


大樹「なんだよ身長測る体育って笑笑お前変なやつ、またなガキんちょ〜笑笑」


美海（海）「何あれ〜まるでバカみたいに〜」


陸（バカだけど）


大樹「あ、お前名前なんて言うんだ？」


美海「え、み「アホ！」う、海です…」


大樹「ふぅ〜んまたな海笑」


美海「？！」


　　　あの人の笑顔さっきより好き…


真希「おい」


美海「？！」


　　わ、忘れてた…私いま男だったんだ


美海（海）「い、いきなりすみません…」



真希「…飯にする、海の分も用意させろ」


菊「はい」


　　本当に私の分を用意してくれた


美海（海）「？！お、美味しい〜」



組員「美味しく食べてくれんなら良かったぜ笑」


美海（海）「おじさん料理上手ですね！」


組員「ありがとよ笑」


菊「海さん、貴方はどこの学校なんですか？笑」


美海（海）「私はほく「こいつ今日ここ来て実は高校まだどこか決めてないんだよ、転校で」うんうん！」


菊「…なぜ転校を」


美海（海）「そ、それは…「海の親が外国に行くからだよ」」


菊「…へぇ〜笑」


瑠「それじゃあなんで身体測定あるって言ったんだ？まだ学校なんですか決まってねぇだろ？」


陸（もう無理かも…）



京「なぁ、海俺からもう1ついいか〜」


　　こ、この声は！


海「は、はい…」


　　一番怒られたくないNo. 1瀬戸先生登場


海「…」


　私は奏斗さんと国本先生を見て助けを呼ぶ


陸「…」


京「10秒やる、言え」


　　これはやばい


京「それともお前のこと言いってやろうか？」


美海「ご、ごめんなさい‼︎栗山　美海です‼︎」


2人「「ああ〜」」


京「こっのばかたれが‼︎何やってんだこんな時間まで！しかもお前男装なんかして！お前の男装なんてすぐにわかるんだよ！」


美海「ご、ごめんなさい〜！」


　　私は奏斗さんの後ろに隠れた


奏斗「？！…京そんなに怒るなよ、俺たちも悪いんだし…」


陸「そうそう」


美海「うんうん！」


2人（おい、美海お前はうなずくなよ）


京「お前ら、こいつに甘いんだよ！すぐ許したらまた同じことの繰り返しなんだぞ！」


陸「分かってるよ」


京「分かってねぇ！」


　やっぱり瀬戸先生怖い…でも泣いてたらダメだよね…よし！


美海「せ、先生！」


京「ああ？」


美海「？！」


真希「あんま睨むな、泣く」


美海「あ、あの…」


京「…」


美海「ご、ごめんなさい！もう二度としません！だから…だから、2人を…怒らないでください…」


美海「勇気先生にプリン買ってもらう約束でここに来た私が悪いんです」



京「…はぁ〜顔上げろ」


美海「…」


京「さっきはいきなり怒鳴って悪かったな、もう怒ってないよ」


美海「…うう…はい．」


京「だから泣きそうな顔すんな、ほれほれ〜笑」


　　瀬戸先生は私をおちつかせるために頭を少し乱暴に撫でてくれた、また、あの怖い先生が笑っていた


美海「？！…」


京「お！泣き止んだか笑したら家帰るぞ、」


美海「先生が送ってくれるんですか？」


勇気「俺が送るよ」


京「お前さっき連れてきたあいつの事あるだろ、当分栗山かえれないぞ」


勇気「だったらあんま怒んなよ」


京「ああ、怖がらせたお詫びだ」


美海「…ありがとうございます！」


真希「…」


美海「あ、あの！真希さん！一ついいですか？」


真希「なんだ」


美海「真希さんも私だって気付いてました？」


真希「ああ、最初からな」


　　あらら、私変装のセンス無いみたい


真希「それだけか？」


美海「あ、えっと、…やっぱりなんでもないです！おやすみなさい！」


真希「…気をつけろよ、おやすみ」


美海「？！は、はい！」


　　な、なんか私胸がドキドキしてる…なんで
ただ、真希さんと話しただけなのに、


美海「先生達もおやすみなさい！」


勇気「栗山、今度プリン買ってやる」


美海「はい」



先生『おやすみ！』