冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

　　　　　　　　　〜真希編〜


真希「？！泣き虫女…」


遥「え？美海ちゃんの事？」


菊「どうかなさったんですか？」


真希「いや、今あいつの声が聞こえたような気がしてな」


辰巳「お前疲れてんじゃね？」


陸「仕事し過ぎじゃね」


真希「ああ、そうだな…」


　　　
　　スー


雪「真希さんお疲れ様です」


真希「ああ、どうだった？」


雪「今のところ通り魔らしき人は見かけませんでした。」


辰巳「んん〜あいつ見つけるのは案外骨だな〜」


真希「…お前らあの泣き虫女と一緒に帰ったか？」


雪「いえ、父親が迎えに来ると言ってたので」


真希「…」


　　なんか納得できねえ


真希「雪あの女の電話番号知ってか？」


雪「はい」


真希「かけろ」


菊「少し気にしすぎなのでは？」


真希「お前は黙ってろ」


菊「はい、」


　　プルル〜プルル〜二回コールですぐに出た


雪「美海今家か」


美海『…けて』


雪「え？」


ルキ「声が震えてなかったか？」


美海『雪くん…たす…けて…ヒック、ヒック』


陸「おい、これ」


真希「かせ！泣き虫女！何があった」


美海『？！真希さん…変な人が…助けて…助けて！！！』


真希「どこにいる！」


？『君可愛いね〜少しだけおじさんと遊ぼ〜』


美海『離して！嫌だ！真希さん！真希さん！』


真希「菊！車だせ！」


菊「はい！」


遥「美海ちゃんのスマホの位置確認できた！ここだ！俺も行く！」


　　位置を確認し、猛スピードで向かった


真希「もっと飛ばせ！」


菊「はい！」


　　チッ！あの男、ぶっ殺す！


　　　　　　　　真希編END