冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした

気まずい!!!


何この空気!は?ん?んんんん?なんか菊さんちょっと不機嫌ぽくない?誰か助けてくれーー!!!
真実ちゃーーーん!

真実「くしゅん!」


彼氏「風邪?」


真実「ん?そうかも」


彼氏「上着着ろよ……笑」


真実「ありがとう!」


そんな願いが届くはずもなく……


菊「……」


はい、安定の沈黙〜


美海「あの〜」


菊「はい」


美海「なんでもないです」


菊「……質問してもよろしいでしょうか」


美海「はい!なんなりと」


菊「プリン以外に好きな食べ物は?」


美海「クレープです」


菊「嫌いな食べ物は?」


美海「ピーマン、ゴーヤ辛い系」


菊「好きな色は?」


美海「水色」


菊「季節は?」


美海「……あのこれは「季節は?」秋です」


菊「そうですか」


それだけ?もう終わったじゃない……


美海「……」


菊「……」


美海「菊さん好きな食べ物は何ですか?」


菊「……私ですか?」


美海「はい」


菊「ニンジンです」


可愛い


美海「嫌いな食べ物は?」


菊「カボチャスープ」


美海「美味しいのに」


菊「……」


美海「好きな色は?」


菊「黒」


闇って感じだな〜


美海「季節は?」


菊「冬です」


美海「寒いのお好きなんですね」


菊「まあ、そうですねゆっくりできるのもありますし」


美海「雪合戦とかしないんですか?笑」


菊「しません、風邪をひくので」


美海「そうなんですね……」


菊「……」


美海「……」


だめだ……話し終わった……


もうギブアップ……


菊「つきました。くれぐれも前のようにばれないようにしてください。今からあなたは私の子分となりました。」


美海「はい?」


菊「…今日は貴方を悲しめるかもしれません。けれどわかって欲しいんです。なぜ、連れてきたのかを」


美海「…」


菊「玄関で今日は出迎えです」


 それだけいうと車から出て玄関に向かっていった。


  ガチャ


 私も後をついていくと玄関には大広間で見た光景が玄関にあった。強面の人たち先生もいつもよりきっちりとした服だった。そしてピリピリしていた。


京介「菊お前どこいってた…そいつ誰だ」


   おおっと!1番あってはいけない人が最初!


勇気「はじめまして!俺!…今日から菊さんの子分になった勇気って言います‼︎」


京介「ふーん」


  さすが鉄の仮面!返事も予想通り


菊「私の横に並んでください、真希さんともう1人の方と一緒に来ます。中に入るまで頭を上げないように」


勇気「分かりました」


   
幹部「組長!おかえりなさい!」


  声かけと共に一斉に頭を下げた


勇気「?!」


  私は真希さんが誰ときたのか気になり少し頭を上げて2人を見た。


美海(勇気)「え……」
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