組長が惚れた女
暁編〜

俺は九条組の組長、九条 暁 裏の世界を支配する男だ。極道の中でも九条組が1位の組だ。俺は公園から帰る途中、ベンチで抜け殻のように月を見るボロボロの女を見て、一瞬で『こいつが欲しい 』そう思った。そいつに声をかけると冷めた目で俺を見た。俺は「我慢するな泣け」そんな風に言うと俺に飛びつき号泣した。子供のように泣きじゃくった。



暁「よく頑張ったな……」



それからそいつは大泣きして疲れたのか気を
失った。



こいつに何があった、俺はこいつを守りた
い。





俺は倒れたこいつを一旦ベンチに寝かせ仲間に電話した




暁「今から公園に来い、車でだ。」





?「は?なんで?お前今日バイクでいってたじゃ
えねぇか」




暁「いいからこい!」




?「わぁ〜たよ」




美「す〜す〜」





暁「……」




キッキー




?「来たぞ」





暁「車ん中で待ってろ」




俺は眠っているこいつを抱っこして車に乗った。潤は驚いていた。それにしても、俺達を交互に見すぎだろ。こいつは俺の右腕の春先 潤俺の大事な仲間だ。




潤「その女誰だよ?しかもボロボロだし」





暁「しらね」





潤「はぁ?!」





暁「けどこいつには目に光が無かった、絶望した
目をして」




潤「こいつどうすんだよ、俺たちの家に連れてい
くのか?」





暁「ああ」




潤「了解」





暁「あと、遼に電話して手当が直ぐにできるよに準備しとけって電話しろ」




潤「俺運転してんのに〜」




暁「こいつを起こしたくない」





潤「お〜お〜お熱いことで笑」





暁「黙れ早くしろ」



もう少しだけこのままでいたいそう思った。



暁END
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