組長が惚れた女
美花

いつの間にか寝ていた私は、うっすら意識を取り戻しさっきの男の人の声と、知らない男の人の声も聞こえた。



意識がはっきりすると、さっきの男の人の膝の上で眠っていたことに築き直ぐに起きた


ザッ!



美「ここ車の中……」



?「起きたのか、気分はどうだ?」




美「あ、はい、落ち着きました……」





?「ならもう少し休め 」





美「うわ!」




その人はそう言うと私の頭を膝にまた寝かせた。この人面倒みいいんだ。




でもこの体制ちょっと恥ずかしいかも……




?「お前名前なんて言うんだ?」





美「あ、私は桃原 美花です」





暁「俺は九条 暁よろしくな」




美「よろしくお願いします……」




暁「ああ」




美「あ、あの〜」





暁「なんだ」





美「どこに向かっているんですか?」






暁「俺の家」






美「え?!」





暁「お前その傷で家に帰るのか?」






美「自分で手当しますので……」





暁「どうせ適当だろ」






ば、バレてる、なんで?





暁「それに、ちゃんと治療しねぇと綺麗になんねぇだろ」




美「はい……」




?「親御さんには後で、おれも一緒に説明するから大丈夫だ美花笑 」





美「あ、はい……?あの、誰ですか?」




潤「俺は春先 潤、暁の友達だよ!ろしくな笑」




美「よ、よろしくお願いします。あ、あの〜」



暁「着いたぞ」



お礼を言いそびれた……



美「はい」



車から降りて暁さんの家を見てびっくりした。



何この家?!大きい……お金持ちなのかな?



暁「お前歩けるか」



美「あ、はい」




だが歩いた途端足に激痛が走り痛みで1歩歩くだけでも辛かった。





潤「美花どうした?大丈夫か?」





美「はい……大丈夫です……」





暁「我慢して歩こうとするな」





美「え……」






やっぱり抱っこは照れる……






美「あの、暁さん達はお金持ちなんですか?」




暁「違う」







美「そうなんですね」






何この空気……話一瞬で終わった……お母さん〜助けて〜!
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