梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
「へっ?」
変な声出た。
今、何とおっしゃいました?
聞き間違いだったら恥ずかしいんですが、妻とかなんとか……
「えっと……」
「精霊界というところに、この世界の季節を司る『節王』というのがいてね、僕はその中の『春王』の後継者なんだ。次期王となるための修行と妃探しを兼ねてこの世界に来ているんだよ」
「……」
戸惑う私の気持ちを置き去りにして、梅咲くんが熱っぽく前のめりにファンタジーな説明をしだした。
変な声出た。
今、何とおっしゃいました?
聞き間違いだったら恥ずかしいんですが、妻とかなんとか……
「えっと……」
「精霊界というところに、この世界の季節を司る『節王』というのがいてね、僕はその中の『春王』の後継者なんだ。次期王となるための修行と妃探しを兼ねてこの世界に来ているんだよ」
「……」
戸惑う私の気持ちを置き去りにして、梅咲くんが熱っぽく前のめりにファンタジーな説明をしだした。