梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~


「……すごいことになったねぇ、朋香」

「わかってもらえる?」

「うん。まだ信じられないけど、朋香たちがウソついてるとは思えないし、昨日のアレはヤバかったし」

 私たちは始業までの数分間だけ場所を移動して、梅咲君にお願いして真央にも昨日のことを話してもらった。

 真央は私と違って角は見えないけれど、昨日の怪奇現象が梅咲君の影響だと言ったら、なんとか分かってくれたみたいだ。
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