梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
精霊の加護
*****
五月の風に小さな鯉のぼりの群れがあちらこちらで空を泳ぐ今日この頃。
私たちは真央の家に遊びに来ている。ケヤキの精霊に会うためだ。
「真央んち寺みたいでカッコイイよな」
「うん。立派なお家だね。古くからの精霊もたくさん棲みついてるよ」
「そうなんだ、自分ちなのに全然わかんないや」
「私も真央のおうち大好き。お庭も季節ごとの花が咲いて綺麗だよね」
「ありがと。私もこの時代劇感とか日本庭園、好きよ」
真央のお母さんが出してくれた紅茶とケーキを縁側に並べて、私たちは手入れの行き届いた美しい庭をしばし眺めていた。
五月の風に小さな鯉のぼりの群れがあちらこちらで空を泳ぐ今日この頃。
私たちは真央の家に遊びに来ている。ケヤキの精霊に会うためだ。
「真央んち寺みたいでカッコイイよな」
「うん。立派なお家だね。古くからの精霊もたくさん棲みついてるよ」
「そうなんだ、自分ちなのに全然わかんないや」
「私も真央のおうち大好き。お庭も季節ごとの花が咲いて綺麗だよね」
「ありがと。私もこの時代劇感とか日本庭園、好きよ」
真央のお母さんが出してくれた紅茶とケーキを縁側に並べて、私たちは手入れの行き届いた美しい庭をしばし眺めていた。