梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
「なんていうか、こう……違うけど、人魂みたいな? 人の形とかはわかんなくって、気配?」
「へええ!」
「小松さんは僕と一緒にいればだんだんはっきり見えるようになってくるよ」
「すごいね! あ、ケヤキは?」
「幹のところがオーロラみたいに光ってる……」
「見たい見たい!」
他の精霊が金色っぽく輝いて見えるのに対して、ケヤキの辺りは綿菓子みたいな白いモヤに包まれた幻想的な虹色をゆらゆらと揺らめかせていた。明らかに他と違う。
あれが加護の力……
「へええ!」
「小松さんは僕と一緒にいればだんだんはっきり見えるようになってくるよ」
「すごいね! あ、ケヤキは?」
「幹のところがオーロラみたいに光ってる……」
「見たい見たい!」
他の精霊が金色っぽく輝いて見えるのに対して、ケヤキの辺りは綿菓子みたいな白いモヤに包まれた幻想的な虹色をゆらゆらと揺らめかせていた。明らかに他と違う。
あれが加護の力……