梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
「……これが、私の加護……?」
「そうだよ。高田さんとすごく馴染んでるから、きっと生まれたときからじゃないかな」
「綺麗……ありがとう!」
「いえいえ。どういたしまして」
真央の指輪になったのはミルク色のオーロラそのままの、白いオパールとムーンストーンを足したような優しい輝きの宝石だった。
「はぁー、こんなの見たらもう疑いようがないよね。いや疑ってたわけじゃないけどさ、改めてすごいなって」
「真央、すごいわかる。私なんかまだ夢なんじゃないか、ドッキリじゃないかって思ってるよ」
指輪を眺めてうっとりする私たちを見て、梅咲君がふんわりと笑った。
角のつぼみが開いてほんのり梅の香り。それに呼応するように、庭の草花が風にそよぎ、一斉に甘い香りを辺りに振りまいた。
夏はすぐそこ。そんな爽やかで甘い、いい香りがした。
「そうだよ。高田さんとすごく馴染んでるから、きっと生まれたときからじゃないかな」
「綺麗……ありがとう!」
「いえいえ。どういたしまして」
真央の指輪になったのはミルク色のオーロラそのままの、白いオパールとムーンストーンを足したような優しい輝きの宝石だった。
「はぁー、こんなの見たらもう疑いようがないよね。いや疑ってたわけじゃないけどさ、改めてすごいなって」
「真央、すごいわかる。私なんかまだ夢なんじゃないか、ドッキリじゃないかって思ってるよ」
指輪を眺めてうっとりする私たちを見て、梅咲君がふんわりと笑った。
角のつぼみが開いてほんのり梅の香り。それに呼応するように、庭の草花が風にそよぎ、一斉に甘い香りを辺りに振りまいた。
夏はすぐそこ。そんな爽やかで甘い、いい香りがした。