梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
田村君のかっこよさ
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婚礼の儀式を終えたあと、私たちはすぐに真央たちのもとへと戻った。
あんなことをしてしまった直後で二人のところに戻るのは恥ずかしかったけれど、いきなり出て行ったことを真央に散々言われて、そんな気持ちはすぐにどこかへ吹き飛んだ。
梅咲君がケヤキの加護にまつわる一大事を説明してくれて、真央たちはなんとか納得してくれたようだった。
「ケヤキさんは俺のこと嫌いなのかなぁ」
「そういうことじゃなくて、たぶん真央を大切にしすぎて、暴走してるんだと思うよ」
「そうだね。僕たち精霊は神じゃないから、事故そのものをなくすことは出来ないんだ。けれど加護があれば、クッションのように跳ね返す現象は起こせることが多い」
「それでも充分すげぇよ」
婚礼の儀式を終えたあと、私たちはすぐに真央たちのもとへと戻った。
あんなことをしてしまった直後で二人のところに戻るのは恥ずかしかったけれど、いきなり出て行ったことを真央に散々言われて、そんな気持ちはすぐにどこかへ吹き飛んだ。
梅咲君がケヤキの加護にまつわる一大事を説明してくれて、真央たちはなんとか納得してくれたようだった。
「ケヤキさんは俺のこと嫌いなのかなぁ」
「そういうことじゃなくて、たぶん真央を大切にしすぎて、暴走してるんだと思うよ」
「そうだね。僕たち精霊は神じゃないから、事故そのものをなくすことは出来ないんだ。けれど加護があれば、クッションのように跳ね返す現象は起こせることが多い」
「それでも充分すげぇよ」