梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
恋人とはいえ、人を庇って轢かれそうになるなんて、誰にでもできることじゃない。
そんなすごいことを「そんなんいーのに」とか「こまけえこと」なんて言える田村君、真央はバカバカ言うけど本当にいい男だと思う。
軽口たたいていても付き合っているんだから、きっと真央だってそういうところをわかっているんだろうな。
「ほんと仲いいよね、真央と田村君て」
「そちらには負けますわよ? もう夫婦ですものねぇ」
「もう、真央!」
気がつけば、もう夜だった。陽が高い時期でも、七時ともなれば外も暗くなってくる。
そんなすごいことを「そんなんいーのに」とか「こまけえこと」なんて言える田村君、真央はバカバカ言うけど本当にいい男だと思う。
軽口たたいていても付き合っているんだから、きっと真央だってそういうところをわかっているんだろうな。
「ほんと仲いいよね、真央と田村君て」
「そちらには負けますわよ? もう夫婦ですものねぇ」
「もう、真央!」
気がつけば、もう夜だった。陽が高い時期でも、七時ともなれば外も暗くなってくる。