梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
すぐに戻ったなんて言ったけど、実際は何度もキスされて、数分のはずの儀式なのに相当な時間が経ってしまっていたのだ。ふにゃふにゃになってしまった私を離してくれない梅咲君が悪い!
「やだもうっ! 梅咲君、助けて」
「そういえば、二人ともその梅咲君と小松さん、夫婦になっても続けるつもり?」
ニコニコ笑っているだけの梅咲君には頼れないと弱り切ったタイミングで、真央が話題を替えてくれた。しかもその話! ナイス真央!
「そうか、言われてみればそうだよね。小松さん、朋香って呼んでもいい?」
「う、うん。もちろん! じゃあ私も、ハルって、呼んでいいかな?」
「もちろん。高田さん、ありがとう」
「いえいえ~。私、お邪魔かしらヲホホホ」
「真央ーっ!」
火照る頬を両手で押さえながら、私たちは病院を後にした。
「やだもうっ! 梅咲君、助けて」
「そういえば、二人ともその梅咲君と小松さん、夫婦になっても続けるつもり?」
ニコニコ笑っているだけの梅咲君には頼れないと弱り切ったタイミングで、真央が話題を替えてくれた。しかもその話! ナイス真央!
「そうか、言われてみればそうだよね。小松さん、朋香って呼んでもいい?」
「う、うん。もちろん! じゃあ私も、ハルって、呼んでいいかな?」
「もちろん。高田さん、ありがとう」
「いえいえ~。私、お邪魔かしらヲホホホ」
「真央ーっ!」
火照る頬を両手で押さえながら、私たちは病院を後にした。