梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
「……ダメだ。まだ僕の力が完全に戻っていないからかも」

「そっか……」 朝のうちはまだ涼しいのにも関わらず、ハルはじっとりと汗をかいている。

 相当な力を使ったのだろう。

 けれど上手くいかないようだ。

 これでは、ケヤキの加護が真央を守る度に、側にいる田村君に危険が及んでしまう……

 どうしたら……?

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