梅咲君にはツノがある ~私、節王様と結婚します!~
「なあ、そんなら俺にのりうつれよ」
ふいに、田村君がケヤキに向かって話しかけた。
「のりうつるって、幽霊じゃないんだから。翔太バカすぎ」
真央が呆れてツッコむが、田村君は尚も続ける。
「似たようなもんだろ。ケヤキさん、俺と組んで一緒に真央を守ろうぜ。俺はいつでも真央の側にいる。そりゃ二十四時間ずっと見張るわけにはいかないけど、家にいればお前がいるだろ?」
「精霊が縁のない人間に加護をつけることは滅多にないんだよ。機序的にも難しくて、定着させづらいっていうのもあるからね」
田村君らしい発想だなと思ったけれど、ハルの言うことも尤もで、そう簡単にいくわけはなさそうだ。
それでも田村君はニヤリと不敵な笑みを浮かべて続けた。
ふいに、田村君がケヤキに向かって話しかけた。
「のりうつるって、幽霊じゃないんだから。翔太バカすぎ」
真央が呆れてツッコむが、田村君は尚も続ける。
「似たようなもんだろ。ケヤキさん、俺と組んで一緒に真央を守ろうぜ。俺はいつでも真央の側にいる。そりゃ二十四時間ずっと見張るわけにはいかないけど、家にいればお前がいるだろ?」
「精霊が縁のない人間に加護をつけることは滅多にないんだよ。機序的にも難しくて、定着させづらいっていうのもあるからね」
田村君らしい発想だなと思ったけれど、ハルの言うことも尤もで、そう簡単にいくわけはなさそうだ。
それでも田村君はニヤリと不敵な笑みを浮かべて続けた。