君のパーカー
ひさしぶりの2人
エレベーターを降りて、
家の鍵を開けて中に入る。
どうぞ、と彼にいうと
先入り、と言ってドアを押さえてくれた。
ありがとう、と言って家の中に入った。
『〇〇、先お風呂入りー』
「大ちゃん先いいよ」
『俺さっきシャワー浴びてきてん』
「でも、お腹すいてない?何か作る?」
彼のいる方を振り返ると
さっきまでソファに座ってたはずの彼が
目の前にいた。
『なあ、ほんまに』
「、、大ちゃん、?」
『頑張りすぎやねん、もっと自分大事にし?』
いつの間にか彼の腕の中におさまっていた。
久しぶりの大ちゃんのぬくもり。
なんだか嬉しくなって、笑ってしまった。
『なに?どうしたん?』
「久しぶりの大ちゃんやなぁ〜って」
『久しぶりの大ちゃん、どうですか?』
「かっこいい」
『はいはい、早よお風呂行ってき〜』
照れてるのかな、かわいいな。
大ちゃんが待っててくれるらしいから
急いでお風呂に入ることにした。