Lose everything

自分の意思に関係なく・・
日々は・・過ぎていく・・


桜子は‥‥‥‥
朝起きて、会社に行き
仕事をして帰って寝る

そんな毎日を淡々と過ごしていた。

渉も桜子の両親も
桜子を心配しながら見守るしか
なかった。

桜子の両親から秀一の両親にも
桜子の現状の話があり
秀一自身も心配していた。


秀一の挙式には、
桜子の両親と桜子は
一緒に出席をした。

秀一の結婚式は
笑いの絶えない温かな内容だったが・・

桜子は、自分では楽しんでいる
つもりでいたのに
母親から、ハンカチを出されて
自分が泣いているのを知り
驚いていた。

回りからみたら、幼馴染みの結婚式に
感動しているように見えている
だろうが・・・

桜子の頭の中には
大好きな秀一の幸せな結婚式を
祝う気持ちと・・・


自分も‥‥‥

彼が‥‥綺麗だ‥‥綺麗だ‥‥‥

と‥‥照れながら‥‥

言ってくれた‥‥‥‥

ウェディング‥‥ドレス‥‥‥を‥‥きて‥‥

彼と‥‥‥微笑み‥‥ 

‥あって‥‥いた‥‥‥はず‥‥‥‥‥



   ‥‥‥‥‥だった‥‥‥と··‥


桜子は・・・

 自分が・・何を望み・・
   どうしたいのか・・
    わかっているのに・・・
動けずにいた・・・・・
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