Lose everything
秀一さんとあってから
・・・・二ヶ月が過ぎた・・・・・・・
昼休憩に入った時
俺の携帯がなった
ん?・・秀一さん・・・
「はい、高木です。」
「陽真君?秀一です。」
「秀一さん、どうされましたか?」
「実は・・・・・
桜子が、明日の土曜日に
見合いをするんだ。」
「えっ、お見合いですか?」
「うん、おばさんの妹が
このままでは、
桜子は幸せになれない
と、心配されてね。
それに、一日も早く元気に
なって欲しいと。」
「‥‥‥そうですか?桜子が‥‥
桜子自身も見合いをすると
決めたのですよね?」
「ああっ、まぁ、そうだけど。
いつまでも、おじさんとおばさんに
心配かけていたらダメだと
思ったようだよ。」
「桜子が・・・
・・前に向いているなら‥‥‥‥
「いいの?本当に?
それで?陽真君は。」
「‥‥‥俺の気持ちだけ
では、恋はできませんから。」
「だから、だよ。
きついこと言うけど。
陽真君、いつまでも逃げていては
誰も先に進めないよ。」
「いえ、秀一さんの言っていることは
間違っていません。
わざわざ、ありがとうございます。」
と、言って電話を切った。
なんだろう・・・この気持ち・・・
安堵‥‥‥‥‥
落胆‥‥‥‥
悲しみ‥‥‥‥
怒り‥‥‥‥
・・い・・や・・
苦しい‥‥‥
桜子が‥‥‥俺以外の‥‥人に‥‥
微笑む‥‥‥のかっ‥‥‥‥
あんなに‥‥‥照れ‥‥ながら‥‥‥
抱かれ‥‥‥る‥‥‥のかっ‥‥‥
「おいっ、どうした?・・高木?」
一緒に仕事をしている仲間に
声をかけられて
「あっ、すまん」
「いやっ、俺は大丈夫だが・・
お前、大丈夫なのか?」
「・・?」
「お前、気づいてないのか?
お前、涙が・・・でてる」
嘘っと、頬に手を当てると
ぬれていた。
「あっ、すまん。大丈夫だ。」
「もう、上がれ。明日、明後日休みだろ
ゆっくりしろ。
こっちにきて、ずっと頑張ってきたんだ
半日ぐらい、なんともないから。」
と、言われ
俺は、そのまま帰宅した。