Lose everything

ベッドに下ろされて
冴島さんを見上げると
優しい顔をしながら
目は、妖艶に輝いていた。

そんな彼に
両手をのばすと
彼は、着ていたジャケットを脱いで
私の上に股がってきて
私を見つめて
私の顔中にキスをしていく

彼のキスの一つ、一つに
気持ちが溢れている

再び唇にキスが戻り
部屋着を脱がされて
ブラの上から
突起をあまがみされて
「う‥‥‥んっ‥‥‥‥」
ブラを外されて
直に胸を揉まれ、唇ですわれると
腰が浮きしなる
彼も服を脱ぎ
身体中に唇が這う
彼の指は、腰を撫で上げ
足を這い
私の中心に指がはいる
「やっ‥‥ん‥‥‥‥」
「嫌じゃないでしょ、
受け入れできてるよ」
と、言いながら
抽送を繰り返す
「‥‥‥あ‥あん‥‥‥もぅ‥‥」
「一度、いって」
「‥‥‥やだっ‥‥‥んっ‥‥‥」
いかされて‥‥しまい
はぁっ‥‥‥‥はぁっ‥‥‥‥と
息が上がっている中・・・・

彼が、入ってきた

「んんっ‥‥‥‥‥ひゃっ‥‥‥‥」
「くっ‥‥‥きっ‥‥‥」
ぐっと、彼が奥に入る
「やっ‥‥‥‥ふかっ‥‥‥」
「‥‥‥‥きもち‥‥‥い‥‥いっ‥‥‥」
腰を何度も打ち付けられ
二人で、果てた。

彼は、果てた後
私を抱き寄せ
「避妊してないよ。」
「ん?なぜ?」
「必要ないでしょ。
結婚するんだから。」
「もぅ、あなたって、どうして」
「好きだよっ、初めて合った日から」
「クスクスっ、私も。」
「私も?何?」
「もぅ‥‥私も篤が好きよ」
と、言うと
「はぁっ、渉が悪い!!」
と、言って
いきなり、私の中に入り
「ひゃっ‥‥‥‥」
「うっ‥‥あい‥‥してる‥‥‥っ‥‥」
そのまま、甘く、甘く、溶けていく。

二人で、シャワーを浴びて
彼に身体中を洗われて
また、繋がり
本当に、あま~い

どれが、本当の彼やら?

会って、告白もされずに
抱くなんて・・ ・・・
なんて・・・・・人なの・・・・

と、思いながらも
篤に流されている。

篤は不思議な人で
するっと、私の中に入り込み
私を虜にして
私を占領していた。

篤と会ってから
ひと月過ぎた今日
母親から電話があったと言うわけ

「じゃ、行くよ。」
と、ベッドから立ち上がる篤に
「きゃっ!!」
「きゃって、なに?
渉だって、裸でしょ?」
「そう‥‥なんだけど‥‥‥」
「なに?まだ、抱かれたかった。
じゃ、後一回戦やる?」
「やっ、やりません。」
「なんだ、残念。
京都から、帰ってね。」
と、手を引かれて
裸のまま、二人でシャワーを
浴びながら、いたずらをする
篤をしかりながら
シャワーを終えて
着替えをする。

私の部屋には
篤の物が溢れていた。

まったく、自分の部屋も
広くて綺麗なのに
私の部屋に常にいる篤。

「渉の部屋が好きなの
ダメなの?」
と、わけわからない事を
言う彼に
肩を上げて、さぁのポーズ

着替えを済ませて
駅に迎い、電車に乗り込む。
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