Lose everything

マンションに着くと
篤は、私を抱き締めて
「早く、言って。」
と、なんの事か
直ぐにわからずにいたが・・・・
「うふふっ、篤、大好き。
というか、大好き超して
心から、愛してる。」
と、伝えると
そのまま、抱き上げられて
寝室へ

またまた、激しく、優しく
抱かれて、目が覚めたら
朝になっていて
シャワーと思い
ベッドを下りようとすると
手を引かれて
ベッドに戻されて
キスを受けて
再び抱かれて
そのまま、抱き上げられ
シャワーへ

シャワーを浴びながら
後から挿入されて
果ててしまう
「もぅ、身体もたないよ。」
と、篤に訴えると
「もぅ、って口癖?」
と、まったく違うことを返されるから
力が抜けてしまう。

篤が朝食の準備をしてくれて
二人で食べてから
出勤する。

今週末に篤の実家へ行く。

桜子に今までの経緯を簡単に
話しをした。
「いつのまに?まぁ、いいや。
私は、渉が幸せなら
それで良いの?
陽真も心配していたよ。」
「ありがとう、桜子。
だけど、高木が私を心配するなんて
ない、ない。
あいつの頭の中は、桜子一色だから。
桜子で生きてるような奴だからね。」
と、言うと桜子は、
嬉しそうに笑いながら
「バカっ。
でも、本当だよ。」
と、言うから
「わかってるよ。
ところで、どうお腹は?」
「うん、順調だよ。
高齢出産になると心配していたけど
先生から大丈夫だと言われたよ。
だから、渉も頑張れ」
「それは、良かった。
高木が、何かとうるさいんじゃ?
まぁ、私は、出来たら出来たでね。」
「それ、それなんだよ。
渉からも言って。
陽真が、あれは、ダメ
これは、ダメって
うるさいし、外に出してもらえないの。」
「げっ、そこまで。
一度、離れたから
心配の度がすごいんだろうね。
LINEしとくよ。」
と、話して電話を切った。

篤は、私の膝で昼寝中

話している中で
良く眠れるなと、思いながら
高木にLINEする。
『赤ちゃん、順調だってね。
あんまし、縛ると
逃げ出すかもよ。
まあ、逃げるなら
私のとこだろうけどさ。』
と、送ると
『心配なんすよ。
渉さんに言ったんですね。
わかりました、少し善処します。
それと、幸せになってくださいね。』
と、かえってきて。
ふっ、笑うと
「何?男にLINEして笑ってるの?」
と、いきなり篤に言われて
「起きてたの?陽真だよ。
やきもちの対象にもならない。」
と、言うと
「それは、俺が決めるの。
渉が、俺以外の男の事を考えるのが
腹立つ」
と、言うから
本当に、この人の頭の構造は
どんなかと思ってしまうが
「はいはい、篤が一番大事で
篤が一番好きだよ。」
と、言うと
「また、棒読み」
と、言いながら
私の膝から起き上がり
私を組敷く
そのまま、篤の思うように
されたのは、言うまでもない。
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