Lose everything

篤の御両親は、温厚な方々で
弟さんも優しい。
篤だけがなんだか違うような

式は、京都で行う事になった。
その時に両家の顔合わせを
行う。

披露宴はやらない。

渉は、赤ちゃんができるまで
仕事を続ける事に
できないかも知れないし。

お兄ちゃんは、京都に帰ってこいと
言うが、篤が許すわけない。

式が終わったら
北海道と京都と千葉を回る旅行を
する。

桜子が式に出れないから
北海道は、はずせない。

京都の神前で
白無垢を着た。

京都の教会で
ウェディングドレスを着て
撮影をした。
ステンドグラスがキラキラと
輝いて綺麗だ。

渉は、父とこのステンドグラスの中を
歩く事が小さい時からの
夢であったから
それが、やっと叶えられた。
父は、終始涙を流し
母に叱られていたが。

「「幸せだね。」」
と、渉と篤
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