俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「ちょっといいすぎだよー」
「だっていま話題じゃん」
「うっざ」
「はい?」
「お前みたいなブスにあれこれ言われたくねーんだけど」
「ぶ、ブス!?」
「そうだろ?好かれたいからって近寄りやがってキモ」
「なっ!」
「スタンバイお願いしまーす!」
「はーい。じゃぁな、ぶりっ子先輩」
トップバッターの瑠樺は、勢いよくランウェイに出ていった。
暴言を吐かれた先輩は、怒るのではなく何故か頬を赤らめていた。
「やばい。あの、ドS感タイプかも」
女の子瑠樺は、また今日も変な女に好かれるようになっていった。
ランウェイを歩くが周りの目がなんか変だ。
珍しいものを見る、でもなく怪しいものを見る目でもなく、疑いの目がしっくりくる。
ながいランウェイを歩き終え、瑠樺はステージのための衣装に着替え始めた。
「瑠樺」