俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「いや。僕の……。」
「僕の?」
「……僕の。僕の勘かな?そーでしょ?」
「それは……」
「嘘下手。やったねー、瑠樺の弱点掴んだー」
今までの内気な性格とは裏腹に、腹黒いユウがでてきた。
嬉しそうなユウは、机の上に置いてあった瑠樺の携帯を手に取り何かをし始めた。
「僕の電話番号入れといたから」
「はぁ?なんで」
「そんな言い方していいんだ。女だってバラせる立場なのに」
「っ」
「うそうそ、そんな事しない。だけど、瑠樺ともっと一緒にいたいから……。だめ?」
そんな可愛い顔でお願いされたら……、
「別にいいけど」