俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
中に入ると涙目になったハルカが座っていた。
「ど、どうした?」
「ごめん……私のせいで雷斗が炎上してる」
「あー、気にすんな。こっちで何とかしとく」
「でも、」
「じゃあさ。お詫びで一緒に寝てくれるか?」
「えっ!」
「まー、嫌ならいいけど」
「う、ううん。いいよ」
ハルカは雷斗が寝ているベッドに遠慮気味に転がり、雷斗に背を向けるような体制になる。
すると後ろから筋肉質な細い手が腰に巻き付く。
「雷斗!?」
「もっとこっち来いよ」
そう言って、勢いよく引き寄せられる。
背中には雷斗の体がくっつき心臓の音が伝わりそうだ。
「何かあったら、俺に言えよな」