俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「……うん」
「俺が、守ってやるから」
「っ、ありがとう」
その言葉を最後に2人の意識は遠くなっていった。
次の日の学校は2人は早めに登校することにした。
車で、校門から見えないところまで送ってもらい、校門前を見るとまだ誰もいない。
先にハルカが学校に向かい、あとから雷斗が行くと、隠れていたのか大勢の記者たちに囲まれた。
「雷斗さん。あの写真は本当ですか?」
「お相手は誰なんですか?」
「教えてください!」
「っち。うるせーな、プライベートだろ」
「否定しないということは、本当なんですね」
「どけっ。通れねーだろ」
雷斗は、人を押し払い無事登校することが出来た。
その日から、来る日も来る人記者たちは待ち構え、雷斗の登校日数は減っていった。
瑠樺の話題は雷斗の話題でかき消され今や誰も噂していない。
このままじゃ、雷斗が大変……。