俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「はぁ?ってか、痣多くね?」
女の子のからだは"普通"ではない。
明らかに虐待されている体だ。
そこに、なかなか帰ってこない瑠樺を心配した音羽がやって来て事情を説明すると、保健所に電話をかけることにした。
「後は私がしとくから、楽屋に戻って。もうすぐご両親着くって」
「了解。頼む」
楽屋に戻りゆっくりしている間に、お母さんとお父さんが会場に到着した。
お母さんが持っていた衣装を受け取り、ハルカは可愛らしい衣装を着る。
紺色と黒の宇宙柄で統一され、上は中に胸からへそまで隠れる衣装に上からレース生地の、少しラメの入った洋服を着る。
ズボンは短く、お腹周りがスッキリ見えるデザインとなっている。
靴は膝上まであるロングブーツに、先日染めた銀髪の長い髪をポニーテールにした。
ピアスをいくつか付け、3人で買った指輪を付ける。
「よし。さすが私の娘ね、可愛い」
「ありがとう。じゃあメイクしてくるね」
雷斗と夜菜と交代し、メイク道具を準備するお父さんの元へ向かった。
「随分可愛くなったな」
「ありがとう。」