俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
社長の曲が始まった。
会場の様子を写しているカメラで様子をうかがうと、結構な数の社長のファンが見える。
「スゲーな。あの年で」
「確かに、さすがだよね」
「まー、俺達の方がすごいけどな」
「ふっ、ナルシスト」
「なっ、なんだとー!」
社長のおかげで想像以上の盛り上がりとなった。
2曲を歌い終わった社長は、今にでも倒れそうな顔をしている。
「だ、大丈夫ですか?」
「やべー、年齢には勝てねーぞ」
「そうですか?すごい良かったですけど」
「それならいいけどな」
「雷斗さん、夜菜さん、準備お願いします!」
「「了解でーす」」
「じゃあ行ってくる」
「うん。頑張って」
「おう」