俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「うん。じゃぁないとバレるじゃん」
「まー、たしかに」
「ほらほら、お喋りはいいから車に乗りなさい」
「はーい」
用意された漆黒の高級車に乗り会場まで向かう。
乗りなれないのか百香は、モゾモゾしている。
「大丈夫?」
「あ、うん。なんか緊張しちゃう」
「大丈夫。俺がいるから」
「うわー、瑠樺に変わった」
「当たり前だろ。」
1時間ほど車に揺られ着いた会場は……。
「でっかー!」
「さすがだね。ってかここ結婚式で使われるところじゃない?」
「それな。運転手さん、そうですよね?」
「はい。エリート達が集まる結婚式場ですね」
「すげ」
「まー、いいから行くよ」
「うん」
百香がドアに手をかけたとき、瑠樺は急いでとめた。