俺様アイドルに求愛されてます!!〜プリンセスがプリンス?〜
「どうみたってあの子より私の方がいいでしょ?」
「あんたさ、林くんいんじゃん」
「林?あー、ただの当てつけだよ。あの女が気に入らないからね」
「へー、」
瑠樺の帰りを待っていた百香の元には林くんが近づいてきた。
「百香さん、」
「林くん」
「瑠樺さんと知り合いだったんだね?」
「まーね。」
「そのドレス綺麗だね。」
「ありがとう。それよりさ、あの女の人のこと好きなの?」
「べ、別に好きとかじゃない。あの日断ってたら百香さんにあいつが何するかわからなかったから」
「そんなやばい人なの?」
「色々とね」
「へー、じゃあさ私とこの後回らない?瑠樺はいいって言ってくれると思うし」
「いいよ」
2人が話しているのを瑠樺は、横目で確認して元カノを連れて2人の元へ向かった。
元カノのほうは、驚いている様子だったけどそんなの関係ない。
大切な人親友を傷つけたんだからね。
「これ」
瑠樺はポケットからダイヤの付いた新作のネックレスを取りだした。
「えー!すごい!」
元カノの方は勘違いしたように自分が貰えると思っているのだろう。
目を輝かせながらこちらを見ている。
「これ、あげるよ」