#俺様男にご用心!?#
申し遅れましたが、
私、ちょっと勉強を頑張って、高校に受験し、エリートちゃんや、エリートくんが通う…
〔椿ヶ丘学園〕に入学決定致しました!!

名前は、星川 琉菜。

さぁ!新しい高校生活!

どんなものになるのでしょう!


きっとステキな出会いが待ってるんだろうなぁ〜と期待に胸を膨らませて…
ひたすら走る!

すると、その学園の門が目の前にあった。

(やっとついたぁ〜〜)

安心した矢先…。

'ばたッ'

虚しく転んだ。

「痛い〜〜!もうやだぁ〜〜!」

制服の汚れた所をはらって、起き上がろうとした。

すると前に黒い影。

(…?)

黒い影は、あっさりと一言、私に吐き捨てた。

「邪魔。」

本当に心から思ってるような、低ーく冷たい声で言った。

「なぁ……!!!」

私は、カチンと来てその黒い影の正体を見上げた。

そこには、私と似たような男子制服を身にまとった男子が一人。

しかも、悔しいことにめっちゃめちゃイケてるメンズ……。

シャープな顔立ちが、妙にクールに見える。

(かっこいいなぁ〜…)

「俺の前にいんじゃねぇょ…」

思わず見とれた私に、超、俺様発言をかます。

「うるっさいなぁ〜!今どきます!すいませんね!!」

あぁもう!さっきまでの私がバカみたい…!

(やっぱ顔だけね…)

そう強く思った私なのでした。
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