死骸

あの気持ちの悪い笑顔は、いつも私の心をグチャクチャと荒らすのだ。


目尻を下げて、口角がやけに楽しそうに吊り上がった笑顔


「あんまり良くなかったの?」
と楽しげな甲高い声が耳にこびりついて離れない。



妙に冷たく、体から離れてはくれない
そう、それは底無し沼のよう




そんな沼にドロドロとはまっていく中で、私は
「ああ。」と鈍い声を上げた。
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