モデル彼氏とお姫サマ☆
「ひ…ひどい顔って…!」
こいつ最悪じゃない?
さっきまで、李斗は仕事をするのに良い仲間だと思っていたのに…。
それは一瞬にして崩れ去った。
それに、なんで海鬼じゃなくて李斗なのよ…?
それもこれも…みんな海鬼のせいだ。
いつも、わけ分かんない脅かしばっかりして…!
何が楽しいのか、ホントに笑っちゃう。
あたしの拳はだんだんと震え出す。
この場に関係ない海鬼に無理な怒りをぶつけるけど…
そんな海鬼が少しだけ哀れにも思えた。