モデル彼氏とお姫サマ☆






「ひ…ひどい顔って…!」



こいつ最悪じゃない?


さっきまで、李斗は仕事をするのに良い仲間だと思っていたのに…。


それは一瞬にして崩れ去った。


それに、なんで海鬼じゃなくて李斗なのよ…?


それもこれも…みんな海鬼のせいだ。


いつも、わけ分かんない脅かしばっかりして…!


何が楽しいのか、ホントに笑っちゃう。


あたしの拳はだんだんと震え出す。


この場に関係ない海鬼に無理な怒りをぶつけるけど…


そんな海鬼が少しだけ哀れにも思えた。






< 101 / 583 >

この作品をシェア

pagetop