モデル彼氏とお姫サマ☆
「笑ってごめんなさいね?」
終始笑顔だったスタッフさんはそう言うと仕事に戻って行った。
それはもう、あたしに沢山の疑問を残して…。
「意味が分かんないんだけど…。」
まさに、その一言があたしに今1番似合ってる。
だって、恋人ってなに?
雰囲気が違うってなに?
なにより…スタッフさんが言ってた事って…なに?
「痛っ…!」
バカ面になりながら考えていたあたし。
だけどいきなり襲った額の痛みに思わず声を上げた。