モデル彼氏とお姫サマ☆
少し疑問になったけど、そんなに気にもしなかった。
いつもなら、この眠気と戦うとこだけど…
今日はなぜかそんな気にはなれなかった。
隣で眠る李斗を見ていると、何だか優しい気持ちになったんだ。
ホント、ムカつく奴だけど…
嫌いじゃないよ。
バーカ。
あたしは心の中で李斗に向かってそう叫ぶと、眠気の襲うままに目を閉じた。
素直じゃないあたしにとって、あの言葉は精一杯の強がりだったんだ…。