モデル彼氏とお姫サマ☆






「それでは撮影入りまーす。3、2………」



監督の言葉で始まった撮影。


あたしは彼氏を待つ、けなげな女の子。


そう、自分に言い聞かせて演技を続ける。



「はぁはぁ…ゴメン、寝坊した…。」


「もう、知らなーい。」


「おい、マジでごめんって。」



李斗に手を繋がれ、歩きだすあたし達。






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