モデル彼氏とお姫サマ☆
「あたし達、似た者同士かも知れないね。」
あたしが笑顔でそう言うと、少し顔が赤く染まった李斗。
「そうだな。」
少しぶっきらぼうに言う李斗だけど…もう知ってるよ。
そんなに嫌な奴じゃないって事くらい。
そんな言い方してたって、本当は不器用なだけ。
「あんた、もしかして熱?」
李斗の赤くなった顔を見て言った。
いい加減、顔が赤いと熱だと思ってしまうあたしの癖は、直した方が良いのかもしれない。