モデル彼氏とお姫サマ☆






「やっぱ死ね。」



イライラメーターのMAXを、ぶち壊す勢いで上がった怒り。


あたしはそっぽを向くと自分の席に座ったんだ。


もう李斗なんてほっとこう。


注目するだけ時間のムダ。


ファンの女の子にキャーキャー言われてればいいんだ。


そう思っていたのに…


現実はそう、甘くはないみたい。


ガタガタ…。


横で椅子を引く音。


できれば見たくなかった。






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