モデル彼氏とお姫サマ☆






あたしを怒らせたらどうなるのか、和馬なら知ってるのに。


バカだね、本当。


あたしは俯くと、ニヤリと口元を上げた。


こうなったら、和馬を悪者にしてやるっ…。



「本当は行きたかったよ?…だけど、できなかっ…ぐすっ……ごめ…ん……うぐっ…ぐずっ……。」



ワザとらしく声を上げて泣くあたしに、授業中にも関わらず、教室中の視線が集まる。






< 185 / 583 >

この作品をシェア

pagetop