モデル彼氏とお姫サマ☆






誰かがあたしの手を優しく包んだ。


あったかい…。



「もう大丈夫だぞ、アリス。」



この声って…まさか…。


あたしは意を決するとゆっくりと目を開けた。


そして…あたしはもっと大きく目を見開いた。


やっぱりその人は…あたしの目の前にいたんだ。



「李斗…。」


「アリス!大丈夫か!?」



いつもと違って必死な李斗の姿に胸が締め付けられる。






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