モデル彼氏とお姫サマ☆






『お前のせいだからなぁ~。』



意地悪な李斗なら、いつもそう言っているはずなのに。


どうして今日は言わないの?


あたしはグッと涙をこらえると顔を上げた。


そしたら、李斗は笑っていたんだ。



「何で…いつもみたいに意地悪しないの?」


「ん?して欲しいの?」


「ち、違うわよ!」



ふざける李斗に思わず叫んでしまった。




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