モデル彼氏とお姫サマ☆






「まだ…5時か。」



あたしは時計を見ると呟いた。


起きるのも寝るのも微妙な時間帯。


あたしは布団から出ると洗面所へと足を運んだ。


今日も…見ちゃったな。


お兄ちゃんの夢。


歯ブラシをくわえながら鏡で自分の顔を見ると、疲れた顔をしていた。


こんなの、お兄ちゃんが見てたら悲しむだろうな。



「アリス、元気だすのよ!」



意味もなく鏡の中にいる自分に言うと笑顔を作った。






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