モデル彼氏とお姫サマ☆
手を重いっきり振って金髪野郎の手を無理矢理外した。
声と共に顔をあげた途端、金髪野郎の瞳にあたしが写ったのがわかった。
あーぁ、バレちゃった。
でも、バレちゃったら仕方ないよね?
「………アリス?」
「あ゙?」
目を真ん丸くする金髪とその他ザコ達は「嘘だろ!?」とでもいいたげな表情。
「モデルのアリス…だよな?」
「はぁ?…だったら何なんなの、みっともないツラ見せてんじゃないよバーカ!」