モデル彼氏とお姫サマ☆
お母さんの腹ん中に忘れて来てしまったのかもしれない。
きっとあたし、代わりに毒舌をもってきちゃったんだ。
って…!
こんな事考えている場合じゃないんだった!
「おいアリス…お前…」
「だぁーから。呼び捨てされる筋合いないし、あたしの名前はお前でもない。あんた学習能力ないわけ?」
真っ赤に染まった金髪野郎の顔。
いつもは熱なんだと勘違いするあたし。
でも今日は怒りで赤くなっているのが分かった。