モデル彼氏とお姫サマ☆






その声に反応するあたし。


深く被ったキャップをもっと深く被り直したダンサー。


そのダンサーの行動に、思わず首を傾げたくなった。



「き、気をつけろよ。夜なんだから。」


「あ、はい…。」



なんかおかしい。


この人の声……きっとあたし聞いたことがある。


それに、さっきの少し慌てた反応。


まるであたしを知っているみたいだった。







< 270 / 583 >

この作品をシェア

pagetop